【真南向きの家は建てない】

 

その①
【真南向きの家は建てない】

南向きに建っている家は、陽当たりが良いとお思いではないでしょうか?
ここで少し考えを変えてみてはいかがでしょうか。
南向きに建っているということは、その反対側つまり北側の外壁に目をやると「北向きの家」という事になるのではないでしょうか。

真北を向いているということが何を意味するのか?そしてそれがどういった弊害を生み出すのでしょうか?

結露に悩まされる冬場には、北面の外壁は一日を通して『一度も』直接日射を浴びる事はありません。
という事は北側外壁が結露を起こすリスクが非常に高くなり、窓ガラスが濡れるだけではなく、見えない壁の中にある『断熱材、構造躯体(柱・梁等)の不朽』の原因となります。

結露を起こした断熱材は「断熱性能」を極めて低くするだけでなく、アレルギーの原因でもある、ダニ・カビの発生を助長します。
結露を起こした断熱材を例えて言うなら、濡れたセーターを着ているのと同じ状態ということになります。
真冬に濡れたセーターを着たくないですよね?

断熱材は乾いているからこそ、その効果を発揮するのです。

美濃加茂で性能の良い家づくりなら匠建

『真南向きに家を建てない』という事は、一日を通して必ず直接日射を浴びる事ができ、外壁・断熱材・構造躯体を保護すると共に、「日射熱の取得」により冬場の暖房エネルギーの削減につながります。
また年間を通して快適に過ごしていただくためには、適切な冷暖房機器などの設備を利用するほかに、自然のエネルギーである日射熱を、冬場は積極的に「日射取得」として利用し、夏場は「日射遮蔽」をするという季節に応じて相反する生活のしかたが必要です。
どの家にもついている窓で、冬は太陽の『光と熱』を家中に取り込み快適な温度環境を保ちながら暖房費を削減し、 夏は太陽光による日射熱を日射遮蔽 (簾(すだれ)やオーニング・グリーンカーテン等)を行い、冷房設備の効果を最大限発揮させる事がベストであると言えます。
当社では断熱性能が極めて高い、『樹脂製サッシ』を標準仕様としています。(YKK APW430・330シリーズ)