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ガラスの種類と樹脂窓の歴史

先週は「窓の種類はどれだけある?」という題目でブログを書かせていただきましたが
今回は「ガラスの種類と樹脂窓の歴史」という内容で書かせていただきます

例によって長くなったらごめんなさい…(笑)

先週のブログでも書きましたが、当社では「機能性ガラス」の中でも
「Low-E複層ガラス」を標準仕様としており、当社の最高グレードである
E×SMILAS仕様ではトリプルガラスの窓を採用しています

Low-E複層ガラスとは複層ガラスの内側に「Low-E(低放射)膜」という熱の伝わりを抑える特殊な⾦属膜をコーティングしたものであり、
私たちの身近なものでは魔法瓶と似た構造を持っています

ここまでは割と多くの方が知っている内容かもしれません
では次に2つのLow-E複層ガラスがあるのをご存知でしょうか?
【日射遮蔽型Low-E複層ガラス】
断熱はもちろんの事、明るさを取り込みながらもガラスにあたる日射熱を遮り、室内を涼しく保つタイプ
太陽の⽇射熱を50%以上カットして、夏は涼しく冬は暖房熱を外へ逃がさず、節電にも貢献します
冬、室内に太陽光を採り込み、暖房熱を外へ逃がしません
部屋のすみずみまで暖かさを保ち、⼼地よく快適に過ごせます
(適切な方位の多くは、北・東・西側の窓)

【日射取得型Low-E複層ガラス】
しっかり断熱しながら太陽の暖かさを取り込んで室内を暖かく保つタイプ
(適切な方位の多くは南側の窓)

トリプルガラスにも同じように日射遮蔽型と日射取得型がありますが、
このタイプはガラスとガラスの間に空気よりも熱を通しにくいアルゴンガスまたは
クリプトンガスが封入されており、
こちらの特徴はなんといっても断熱性能が非常に高くなります
またその他の恩恵として
・結露しない
・遮音性が高い
・防犯性が高い
などが挙げられます

もちろん、当社としてのお勧めはやはり高性能な家には高性能な窓を!
ということで「トリプルガラス」ではありますが、価格は必然的に高くなります

そして今度はこの樹脂窓の歴史です
あまり日本の中ではまだ耳なじみのある用語ではないかもしれません
ですが、世界的にみると歴史は古いのです

樹脂窓はドイツで50年以上前から存在しています
そして日本ではYKK APが1982年に発売され、実は30年以上の歴史があります
ではこの高性能な樹脂窓、一体日本ではどれくらいの普及率なのでしょうか

日本では20%の普及率です
これを「多い」ととらえるのか「低い」と捉えるのかは自由ですが、
国際的にみると非常に「低い」ことが分かります

この画像はYKK APのホームページから拝借しましたが
この画像には掲載していないほかの国の状況をみてみると
・フランス68%
・イギリス76%
・韓国80%
という調査結果も出ています
つまり、「我々日本人は先進国だ~」と威張っていますが、省エネの観点で見ると
他国に圧倒的に引き離されているのがわかります…
なんだかちょっとショックで悲しいですね…

そして窓には「断熱の基準」というものも設けられており、
日本はやはり、かなりの差を開けられているのがわかります

樹脂窓は省エネ意識の高い国ではほぼ当たり前になっている仕様です
決して「窓の性能なんて大げさな…別にそこまで考えなくてもいいんじゃないの?」
等と思わないでください

当社ではよくお客様に「たった一台の6畳用のルームエアコンで、冬でも半袖と短パンで暮らせますよ」とお話をしますが、
これは決して優越感に浸ってくださいと言っているのではありません

暑さ寒さに対して全くの我慢がいらない、NOストレスであるというのは、当然健康面にも影響を与えます
夏は当然、家の中で熱中症のリスクが高まり、寒い冬は心疾患・脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡率を下げることが可能です
「そんなの厚い布団、羽毛布団使ってるから大丈夫」という人をたまに見かけますが、
よく考えてください
私たち人間は、寝ている間も当たり前に呼吸をしています
布団の中は暖かくても、寒い家なら当然空気も冷えています
そして私たちはその冷えた空気を肺に入れます
何が言いたいか分かりますか?
この影響を少し想像してみてください
本当に暖かいのでしょうか?冷たい空気を寝ている間中でも、肺に入ってくる…
決して健康的ではないことがわかります

そして、「家って何年くらいが寿命なの?」とよく聞かれますが
当たり前のように、住む人が健康でいられる家は、家自体の寿命だって長いのです
つまり、家の高性能化は住む人の健康と家の健康の両方を守ってくれるのです

暑さと寒さを我慢するのは確かに節約でしょう
私たち日本人は節約・倹約が大好きな国民です
ですが、それがもとで命を落とすようなことがあっていいはずがありません
どうすることがお金を節約できて、健康でいられるのか?
それは、
「断熱・気密・換気」のこの3つがそろった
「超」が付く高性能住宅に住むことが一番の近道です

新築だけでなく、リフォームでも住まいの断熱化は可能です
ぜひ皆さんのお住まいで「寒さ(暑さ)」でお困りの方がいらっしゃるのでしたら
私どもにお問い合わせください
今の住環境を劇的に変えることをお約束します

対応エリアは美濃加茂市、関市、各務原市、岐阜市、美濃市、郡上市、可児市、大垣市、名古屋市、江南市、一宮市、岩倉市、扶桑町、小牧市、春日井市、瀬戸市、あま市、稲沢市など愛知県西部エリアです

今の時期が当社のsmilasのいえの本領を発揮する季節です
ぜひ、「本物の」高気密・高断熱住宅にご興味のある方は
お気軽にお問い合わせください

必ずお客様のご期待以上のものを提供させていただく自信が私たちにはあります

 

株式会社 匠建

住所:岐阜県美濃加茂市加茂野町稲辺1357-3

TEL:0574-27-3218

 

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