照明プランの勉強会
先日、Panasonicさんに当社まで来ていただき
照明器具のプランに関する研修会をしていただきました
当然のことですが、これまで注文住宅を計画するにあたり
いろいろなアプローチで照明器具のプランをしてきたつもりでしたが、
今回の研修は、我々建築家にとってとても参考になるものばかりでした
あたりまえのことですがか、「あかり」の力で、部屋の雰囲気はガラリと変わります
重要なあかりの要素は、「中心のあかり」と「まわりのあかり」です
生活シーンに合わせた照明計画は、団らん・くつろぎ・食事などを演出してくれます
食事を作る、勉強をする、家族が団らんする、おいしく食べる、大人がくつろぐ、心地よい眠りにつく
それぞれにあった明るさや光色と明るさと位置を選択することが必要です
照明の方法にはいくつもの手法があり、
一般的によく使われるのは
天井に着けるシーリングライトや、ダウンライト、ブラケットライトなどがありますね
そして、我々建築家が建物の計画する中で
建築的に一体化させて照明器具を隠したりするのが
いわゆる「建築化照明」といわれるものです
主な手法としては
・天井と上壁部を照らす照明方式のコーブ照明
・壁・カーテン・窓などをきれいに表現するコーニス照明
・天井の一部を建築で照明器具にする手法の光天井照明
・コーニス照明を縦に仕込む手法のバーチカル照明
・造作家具や造作壁などに仕込む手法の家具・造作照明
この手法は外観上はみえなくなりますので、見た目もスッキリするため
我々建築家も「ああでもない、こうでもない」とアイディアを絞りながら計画をしています
当社ではこれまで、主照明は窓上の間接照明を多く多用してきました
もちろん、この照明方式には私たちなりの根拠があり、
それをお客様に受け入れていただいた大変素晴らしい照明方式だと今でも思っています
私たちは新築住宅、もしくはリフォームを計画するにあたり、空間・間取り・外観・造作・設備・窓など
様々な部分でお客様にご満足いただくために日々アイディアを練っていましたが、今回得た照明器具のプラン・考え方の研修での内容は
私たちに照明器具計画に対する奥深さを改めて気づかされるものばかりでした
空間を美しく演出する、安らぎを与える、作業を効率よく行うなど、
シーンに合わせた照明は部屋の明るさだけでなく、
住む人々の心にとても大きく影響するものです
これまでの経験則や予想ではなく、根拠に基づいた照明器具のプランは
建物や空間を美しく演出し、住む人の心に安らぎと心地よさを与えます
今後の当社の照明プラン、ぜひ楽しみにしていてください
と、いうことで連休中に注文住宅のプランをご提案させていただくお客様の照明プランを、
再計画中です(笑)