お引き渡し前の気密測定
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今週末に完成見学会で来週お引き渡しの
笠松町T様邸の気密測定を行いました!
寝室の小さい窓で気密測定しました
気密測定結果
笠松町T様邸の気密測定結果は
C値 0.17(㎠/㎡)
今回も素晴らしい結果👏✨
T様邸は23坪のほぼ平屋です
C値は坪数が少ないと数値が大きくなりがちなのですが
この広さでこの数値はかなり優秀です✨
しかも小さな窓での測定は大きな掃き出し窓で
やるよりも不利な測定場所でもあります
それでC値0.17はかなりすごい数値です!
断熱性能のUA値は0.38(w/㎡k)なので
胸を張って「高気密高断熱の家です」と
お引き渡しができます☺️
毎回ドキドキの気密測定
弊社では気密測定は全棟お引き渡し前に行います!
C値0.36以上の場合
気密の施工をやり直します!
C値0.36って他社ではなかなか出せない数値でも
あるのですが弊社ではC値0.36以上は高気密とは
認められない数値なのです!
気密の施工はほとんどが壁の中なので
施工のやり直しになった場合はキレイに張ってある
壁紙なども剥がしてやり直さないといけません💦
そんな大掛かりなリスクもありますが
完成してから気密測定をする事に意味があるのです!
以前にSNSで完成してお引き渡し間近での気密測定について動画を上げた時に
「もっと早くやればいいのに」と
コメントがきた事があります
壁紙を張る前にやれば工事のやり直しになった場合
剥がしたりするリスクはなくなりますよね
でも工事が終わって完成した状態じゃないと
気密測定をする意味がありません!
リスク大の完成してから行う理由
気密測定をなぜわざわざリスクの大きくなる完成してから行うのか?
それは
完成してからでないと意味がないから!
です
この状態でプラスターボードを貼る前に気密測定をしたら
工事やり直しのリスクはかなり少なくて済みますね
しかし
この状態から完成までの間には
・電気工事
・水道工事
・換気口
など
穴を開ける工事はとても多いです
特にエアコンの取付ではスリーブで外壁に大きな穴を開けます
※エアコン取付イメージ
トイレの取付なども床に穴を開けます
それに家の中にたくさんあるコンセント周りの気密の施工もとても大切です
他にも「高気密」にする為の施工はたくさんあります
こういった工事一つ一つをどの様に施工するかで
気密は大きく変わってきます
だから工事途中に計測したC値では
その家の気密の性能を示すC値とは言えません
なので気密測定をするタイミングは
「お客様がその家で暮らす状態」である
完成してから気密測定をする
必要があるのです
C値の落とし穴
そもそも
気密測定を行っている建築会社はほんの一部です
気密測定をしていてC値を提示しているところでも
その気密測定をいつ行っているのか
という事も重要です!
もし工事途中に行っている場合はその数値は
完成した状態では全く違った数値である可能性もあります
だから「そのC値はいつ測定した数値であるか」
という事も確認すると安心です
C値にはそんな落とし穴があるので気をつけましょう!
「高断熱」は建てる前にわかる
正直「高断熱の家」ならどこでも建てられると思います
「高断熱の家」は
どの材料を使うかで決まるからです!
断熱材の量や高断熱の窓を使う事で
「高断熱の家」になるのです
だから「断熱」の性能を示す
UA値は
建てる前に数値として出るのです
「高気密」は建ててからじゃないとわからない
「高気密の家」は
建ててからでないとわかりません!
気密の性能を示すC値は特殊な機械を使って
実測しないと数値を出す事ができません!
「高気密」の家にするためには
技術が必要なのです
本当に緻密で丁寧な仕事の積み重ねがないと
高気密の家にはなりません!
気密の施工をするためには施工をする
職人さんの知識と技術が絶対に必要です
気密の施工は壁の中など見えない部分です
その施工をどれだけ丁寧にやるかで気密は決まってきます!
↑これはトイレの取付工事ですが
このトイレの取付工事1つでも職人さんには気密の為の
施工をしてもらっています
他にもいろいろな現場に行っている水道業者さんですが
「他の家ではこの部分に気密の施工はやってない」と言っていました
気密の施工に関しては本当にピンキリです
気密測定をしていないところはこんな
細かい所まで気にする必要がないので
やらない作業だと思います
気密の施工には技術とコストが必要です
コストカットの為にはこの「気密の施工」を
カットすると大幅なコスト削減になります
しかし「気密の施工」はカットしていい部分なのでしょうか?
危険な「低気密高断熱の家」
さっきも言いましたが
「高断熱の家」ならどこでも建てられます
ZEH(ゼッチ)やBELS(ベルス)
HEAT20やG2レベル
など住宅性能に基準や規定が設けられました
しかし気をつけないといけないのが
これらは全て
「高断熱」であることの基準や規定です
「高気密」であるというものではありません
近年では
ZEH(ゼッチ)やBELS(ベルス)
HEAT20やG2レベルの数値が良ければ
”いい家””高性能な家”という認識が高まっています
だから近年は特に
「高断熱」だけど「低気密」
という家がとても多くなってきてきているのが現状です
しかし
高断熱だけど低気密の家はとても危険なのです
悲惨な「なみだたけ事件」
「低気密高断熱の家」がなぜ危険なのかというと
壁の中で結露するからです
気密とは「防湿」の事です
防湿をしないと本当にとんでもない事になってしまうのです
それが「なみだたけ事件」です
↑「なみだ茸事件」でググったものです
たくさんの記事が出てきます
断熱だけしっかりして気密(防湿)をやらなかった
ために壁の中で結露が起きて断熱材がカビたり
溶けたりしてしまったというものです
断熱材が結露すると躯体の木材が常に濡れた
状態になるので躯体が腐ってしまいます
↓この写真の家の様に断熱材に沿って外壁が
汚れる原因も断熱材が常に湿った状態であるから起きるものです
そうなると家の大切な躯体が弱くなり
地震などで崩れてしまう危険があります
そして断熱材は密閉されて湿った状態が続くとカビが発生します
そのカビの胞子が家の中に入ってきてアレルギーなどを引き起こす健康被害も出てきます
だから「低気密高断熱の家」はとても危険なのです!
そうならない為にも気密について気にしてみてください!
高気密高断熱の家を体感
気密や断熱の施工は壁の中なので
建ててしまったら見る事はできません
しかし
高気密であるからこそわかる事やできる事があります!
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